我が社のロングタイプは特許を取得しています!①
これまで、長々と大防法改正に先立って広く募集したパブリックオピニオンの内容を説明してきました。
というか、ほとんどが転記でしたから退屈な読み物になってしまいました。
結局、今回の大防法改正は、パブリックオピニオンの最後の意見(切実な要望)に応えたものです。
アスベストの問題は、
- 石綿は年間1500名が亡くなっている最も重要な環境問題。
日本は他の先進国より大きく法整備が遅れて(いる!)
しかし、
- 石綿含有建材の除去等を行うために工期が遅れるのは後ろめたいといった雰囲気(があるし)、不十分な知識によって除去等を行(っている)
- 石綿含有建材の除去等の費用がかかることから無届けで解体等工事が行われる問題(がある)
だから、
- 実際に石綿飛散防止の効果がある法律とすべきである。
- 事前調査関係、発注者の配慮、報告徴収及び立入検査の対象、作業基準等について改正すべき。
現在、アスベスト含有成形板(レベル3)を、手ばらしで原形のまま解体しているのにも関わらず、最終的にフレコンバッグに入れる際に、破断させて、わざわざアスベストを飛散させているケースが見受けられます。
我が社では、そのような現状を改善するために、長尺物のスレート板等を破断せずに原形のままで格納できるロングタイプのフレコンバッグを開発しています。
この製品は特許を取得しており、使用して頂く方の利便性を最大限に考慮しています。
以下、我が社の特許内容を分かりやすく解説させて頂きます。
次の写真が、我が社が特許を取得したロングタイプのフレコンバッグです。
この製品が特許を取得できた背景には、次のような「困りごと」がありました。
- 老朽化した資材などを内容物として梱包したとき、内容物が破損や崩壊することによって、荷崩れが発生することがある。
- この場合、(既存の)技術によると、ストレッチフィルムだけでは内容物の形状を維持することができず重心位置が変化する。
- このため、梱包された内容物をクレーンで吊り上げる際にバランスが崩れ易くなる。
- これに対処するためには、作業者が内容物のバランスに応じた適切な玉掛け作業を行うことが必要となり、煩雑である。
「そこで、本発明は、内容物を容易にバランスよく吊り上げることができる梱包材を提供することを目的とする。」
というわけです。(続く)