さて、大防法の改正によって気になるのは、アスベストの飛散を防止するための技術的な事項がどのようになるかということです。
つまり作業基準をどのように決めていくかということです。
そのために環境省は「技術的事項検討会」を設置し、3月9日に第一回会合を予定していましたが、コロナ禍の影響により順延され、最終的に書面開催となりました。
検討事項は7つ。
一番目が「特定建築材料以外の石綿含有建材の除去等作業の際の石綿飛散防止」として (ア)規制対象に追加する石綿含有建材 (イ)作業計画 (ウ)作業基準となっています。
それから順に、下記の通りの検討事項です
②事前調査の信頼性の確保
③石綿含有建材の除去等作業が適切に行われたことの確認
④特定粉じん排出等作業中の石綿漏えいの有無の確認
⑤作業基準遵守の強化
⑥報告徴収及び立入検査
⑦その他必要な事項
スケジュールは「令和2年9月までの間に2回程度開催した後、検討の結果を石綿飛散防止小委員会に報告する」となっています。
検討会の構成は、
座長の早大教授の大塚氏を含めて9名です。
全解工連の出野専務理事、日建連の城山氏、住宅リフォーム推進協の谷口氏などの顔ぶれです。
具体的な検討スケジュール(案)は以下の通り。
○第1回(令和2年3月(書面開催))
・石綿飛散防止に係る技術的事項検討会の設置について
・石綿飛散防止に係る技術的事項の検討について
○第2回(7月頃を予定)
・石綿飛散防止に係る技術的事項の検討について
※必要に応じて、追加で検討会を開催し議論
◇本検討会の検討結果を踏まえ、環境省において大気汚染防止法施行令、大気 汚染防止法施行規則等の改正案を検討し、パブリックコメントを実施。
次回からこの検討会での検討内容に関して少しずつ紹介していきたいと思います。
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