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大防法・石綿則の改正によりアスベストレベル3含有建材も規制強化!

SDGsへの取り組み(その⑦)

繰り返しますが、我が社のSDGs活動の取り組みは、以下の通りです。

 

目標11:包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

(ターゲット11-6)

大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を低減する。

 

目標12:つくる責任つかう責任

(ターゲット12-4)

製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

(ターゲット12-5)

廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

 

この2つの目標に対して、「廃棄物の分別」と「アスベスト飛散防止」という2つのキーワードによってSDGs活動を推進していく。

つまり、我が社の製品を幅広く利用してもらえること、簡単に言えば、売上高を飛躍的に上げることがSDGs活動の推進、ひいては環境問題の是正に大きく寄与することになります。

 

この売上高の増加の活動自体も、我が社ではSDGsの取り組みを通じて行いたいと考えました。

つまり、次の目標も同時に達成します。

 

目標8:働きがいも経済成長も

(ターゲット8-5)

若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する。

 

別に今現在、我が社の従業員が「働きがい」がなくて、非人間的な働き方をしているとは思えません。

前回のアンケートにおいても、特に不満を表明しているわけではありません。

それでは従業員全員が共通の目標を目指して、いきいき楽しく働いているだろうか?と言われると、100%「そうだ!」とも言い切れないような気がします。

以前も書きましたが、私は国家資格キャリアコンサルタントの有資格者です。

もともと、専任のキャリアコンサルタントとして、我が社と関わり始めました。

人材の獲得・定着・育成が本来の仕事でしたが、我が社の業務そのものに興味を持ち始め、まずは「アスベスト飛散防止サポート室」の室長に任命して頂き、次はこのように「SDGs推進室」の室長に「抜擢?」されました。

 

話は横道に逸れますが、国家資格キャリアコンサルタント(キャリコン)に関して少々…。

この国家資格が誕生したのが2016年ですから、まだまだ若い資格です。

国家資格者として登録されている人は53,809人(2020年10月現在)です。

厚労省では、これを2024年までに10万人とする計画です。

国は、この10万人の有資格者をどこに配置するつもりでしょうか?

国の計画では以下のようになっています。

教育機関(高校・大学)…12,000人(現状10,000人配置済み)

②一般企業…63,000人(現状8,000人)

ハローワーク等…17,000人(現状15,000人)

地方自治体…8,000人(現状5,000人)

以上計10万人(現状38,000人配備済み)

今後、500人以上の規模の企業では、500人に1人の割合で有資格者の配置が計画されています。

キャリコンの一番の業務は、上記の①、③、④においては、就職を控えている学生や失業中の求職者、転職を考えている転職希望者に対して、適職探しを手伝ったり就職活動に当たっての応募書類の書き方や面接の受け方のレクチャーなどです。

私自身、ハローワーク大阪府の就労支援の施設、職業訓練の講師などの業務を通じて、これまで千人以上の求職者の支援を行ってきましたが、今後、国が最も期待している活躍の場は、②の企業内での業務です。

企業内における活動とは、簡単に言うと、人材の獲得・定着・育成です。

大きな会社では、人事部の採用課とか研修課とかの担当者がやっている業務です。

今後、そのような業務に携わっている担当者が、この資格を取得していくでしょう。

 

キャリコン資格の出発点となったのが、厚労省の2002年の「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書です。

時あたかも小泉純一郎政権下で、構造改革の大号令が発せられ、この時以降派遣や契約社員といった非正規社員が大量に生み出されました。

一方、教育現場においては「ゆとり教育」が本格的にスタートしました。

非正規社員の大量発生、ゆとり教育のスタート、キャリコンの育成。

この三つの出来事が、2002年に同時にスタートしたわけです。

 

横道から、もとの道に戻ります。

キャリアコンサルタントである私は、SDGs活動を通じて我が社の人材を育成しながら売上高の増加を共に目指すことになりました。

つまりSDGs活動を通じて、人が人に育っていきます!