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大防法・石綿則の改正によりアスベストレベル3含有建材も規制強化!

某社の社内勉強会に出席させて頂きました。

今月初旬、某社(一部上場企業)様から、突然、次のようなメールを頂戴しました。

 

「現在、弊社社内の技術部署(主に官庁発注工事における施工管理・発注部署)において「石綿に関する勉強会」を予定しておりまして、突然ではありますがよろしければ貴社製品のPRも兼ねて石綿に関するお話をしていただけないかと思っております。なお日時は、【7月11日(月) 午後1:30】から予定しております。(石綿勉強会は、別途分析会社にも参加いただきます。)」

 

イプロスというマッチングサイトを通じて、弊社にカタログ依頼があり、従業員が対応したということが分かりました。

関東にあるその会社の研究所に行くのは大変ですので、リモートでの対応を想定しておりました。

リモートでの進め方のチェックも終わり、あとは当日リモートで対応するばかりと思っていましたが、偶然、別の案件で東京に出張しなければならなくなりました。

しかも、そのアポが夕方。

同社の勉強会に出席してから、駆け付けても十分に間に合う時間です。

ということで、今週月曜日、上京しました。

 

まず、大きな建物にビックリ😲

セキュリティが厳重な建物2階の会議室。

そこには、担当の方とそのチームの面々が10名ほど。

あとは、現場からのリモート参加者が20名ほど。

ゲストスピーカーの石綿調査会社の担当者2名を交えて、1時半丁度に勉強会スタート。

まずは、設備工事をメインとする某社の担当者の方から基調説明。

一昨年改正された大防法と石綿則が昨年4月から施行されました。

それから1年3ケ月、規制強化の大きな波が現場レベルにも、実務的に届き始めたようです。

ゲストスピーカーの会社は、厚労省環境省のマニュアル作成にも関わったとのことで、行政側の事情も十分理解しています。

現場の若い方から、このような質問がありました。

石綿規制への対応で、現場では大変な思いをしています。今後、規制はこのまま続くのか、少しはユルくはならないのですか?」

答えは「間違いなく、もっと厳しくなるでしょう」でした。

 

インターアクションの報告に与えられた時間は30分程度。

同社は配管設備の撤去時におけるガスケット(アスベスト含む)の処理に苦慮されているとのこと。

ガスケット自体はそれほど大きなものではありません。ガラ入れ袋で十分です。

ところが、設備に取り付けられたガスケットを取り外す時に、石綿が飛散するのでは?

また、その石綿がレベル2とみなされて、特別管理廃棄物扱いになってしまうのでは?

「以前、設備全体を廃棄するためにロングタイプを利用したお客様がいました」と伝えると、先方の責任者の部長さんが、「えっ!そりゃあ大変だぁ😲」と仰っていたのが印象的でした。

2時間弱の勉強会でしたが、実際に現場でアスベスト問題に直面している現場の方々との意見交換がとても勉強になりました。

 

石綿調査者としての初仕事でした。

 

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