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大防法・石綿則の改正によりアスベストレベル3含有建材も規制強化!

大防法・石綿則改正に関するマニュアルの解説②

新マニュアルは、7章から構成されています。

1.石綿に関する基礎知識

2.関係法令の解説

3.用語の定義

4.建築物等の解体等における飛散防止対策

5.隔離空間全体からの漏えい確認のための石綿濃度の測定等

6.呼吸用保護具、保護衣

7.労働者が石綿等にばく露するおそれがある建築物等における業務における留意事項

 

それでは、ごくごく簡単に解説していきます。

 

1.石綿に関する基礎知識

 

石綿被害が一般化しているので、もう世界中では石綿は生産されていないような気がしていましたが、下の表のようにまだロシア・中国・カザフスタンで生産されていることには、ちょっとビックリです。

もちろん、世界全体の生産量は2005年をピークに減少しています。

 

 

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我が国の輸入量を表したグラフが下のグラフです。

1974年をピークにして減少していき、2005年にはゼロになっています。

2006年(平成18年)9月から石綿を0.1重量%を超えて含有する製品の輸入、製造、使用が禁止されました。

 

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大防法・石綿則改正に関するマニュアルの解説①

昨年(令和2年)に大気汚染防止法(大防法:環境省)と石綿障害予防規則(石綿則:厚生労働省)が改正されました。

これらの改正内容が、いよいよ令和3年4月1日より施行されます。

 

そこで、この度、両省並列で石綿の除去作業に関するマニュアルが公開されました。

今後、このブログで、マニュアルの内容を簡単にご紹介致します。

 

これまで同じようなマニュアルは平成30年3月に厚労省で作成された『石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアル[2.20版]』というものがありました。

これを旧マニュアルと呼ぶことにします。

網羅的なマニュアルと言えば、これに次ぐものが今回の新マニュアルです。

 

何が違うか?

まず総ページ数が違います。

旧マニュアルが183ページであるのに対して、新マニュアルは本文が261ページで、付録がⅠ~Ⅶまでで全部で99ページの合計360ページと旧マニュアルの2倍のページ数になっています!

これだけ増えた一因はアスベストレベル3が法規制の対象になったことにもあるようです。

旧マニュアルでの取り扱いは4ページだけだったのに対して新マニュアルでは37ページになっています。

 

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また新マニュアルの表紙には【暫定版】という標記がなされています。

これには「石綿含有成形板等および石綿含有仕上塗材の廃棄に関する記載を除いたもの」で、「当該廃棄に関する記載を追記し決定版とする予定」という説明がなされています。

つまり、アスベストレベル3建材に関しては、解体後の廃棄に関する事項はまだ関係各省・廃棄法との調整が必要であるということのようです。

 

それでは、簡単に解説していきます。

2021NEW環境展にて、ロングタイプのフレコンバッグを展示予定です!

昨年、コロナ禍の影響により中止となったNEW環境展が、今年3月に開催される予定です。我が社では“大防法・石綿則の改正に対応!アスベスト飛散防止をサポート”をテーマに出展します。

 

■昨年コロナ禍により中止となったNEW環境展ですが、今年は令和3年3月17日(水)から19日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される予定です。

我が社では、アスベスト含有成形板を破断せず原形のまま収集・運搬できるロングタイプ(特許取得)による現場再現デモンストレーションを行います。

 

■本年4月から施行される大気汚染防止法及び石綿障害予防規則の改正により、これまで規制対象外であったアスベスト・レベル3の成形板なども規制対象となり、解体工事に際しては、スレート板のような長尺物に関しては、切断・破砕することなく、そのまま建築物から取り外すことが義務付けられました。

また、廃棄物処理法においては「石綿含有産業廃棄物を破砕または切断することなく収集運搬する」ことが法令遵守事項とされています。

 

■株式会社インターアクションが開発したアスベスト適正処理対応のロングタイプのフレコンバッグは、スレート板などの石綿含有成形板などを破断せずに原形のまま収納・運搬できるだけでなく、クレーン吊り時に吊り荷が安定する工夫により特許を保有しています。

 

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SDGs活動~エコプラザで発表することに💦⑤

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“繰り返しますが、これまではアスベスト・レベル3は飛散性が少ないということで、規制対象にはなっていませんでした。

ところが、最近の調査でアスベストが練り込まれている建材も、割ったり砕いたりしているとアスベストが飛散することが分かりました。

今回の法律改正で、レベル3の建材は解体時に割ったり、砕いたりできなくなり、原形のまま建物から取り外さなければならなくなりました。

レベル3の建材は、スレート板のように長いものが多いです。“

 

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“このような長いものは、そのままでは通常のフレコンバッグには入りません。
どうも、袋に入れる前に割っていたようですが、それではせっかく原形のまま解体しても、袋に入れる時にアスベストが飛散してしまい、作業員の方に重大な健康被害を招いてしまうことになります。“

 

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“そこで、弊社では、長尺物でも割らずに原形のまま容れられるロングタイプのフレコンバッグを開発しました。
おかげ様で、最近、売り上げがどんどん増えています。“

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦④

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“このように見てくると、弊社ではリレーバッグを売ること自体がSDGsの取り組みになるのではないかと思えてきました。

リレーバッグを売れば売るほど、分別が進み、リサイクルが進み、「住み続けられるまちづくり」に貢献できるのではないでしょうか!

さらに、令和2年はアスベスト規制が強化された一年でした。

これまでは法律上は規制対象外だった、アスベスト・レベル3のスレートなども規制対象になりました。

それが、6月の大気汚染防止法の改正と7月の石綿障害予防規則の改正です。“

 

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“ごく簡単に説明します。

環境省所管の大気汚染防止法厚生労働省所管の石綿障害予防規則等が改正されました。

これは従来、アスベスト・レベル3の建材は、アスベストが練り込まれているので、それほど飛散しないだろうということで法律の規制からは外れていました。

ところが、数度の大地震の時に、建物のガレキからアスベストが飛散しているということが分かってきました。地方自治体の中には、条令で様々な規制をしているところがあります。

数年間の調査や検討会を踏まえて、昨年、ようやく法律が改正されました。“

 

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“その背景には、アスベストによる健康被害の深刻な実態があります。

アスベストの輸入量のピークは1974年でした。

アスベストが原因と言われている中皮腫の肺での潜伏期間は約40年と言われてますから2000年あたりから中皮腫で亡くなる方が激増してきました。“

 

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“この表が死亡数の年次推移です。

昭和54年には62人の方が亡くなられていますが、毎年増えていき、平成17年には1万人を突破し、9年後には2万人を突破、最近では、毎年1500人くらいの方が亡くなっていますから、3万人突破が目の前に迫っています。“

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦③

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“我が社でも昨年設立20周年を記念して、SDGsに取り組むことになりました。
実は業界紙の記者さんに勧めて頂いたのですが、プレスリリースも発表し、エコプラザさんでも紹介して頂きました。“

 

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“ということで、いざSDGs取り組み!という流れになりましたが、一体、何から始めればよいのだろう?様々な書籍にも目を通しました。
でも、具体的に何をやればいいの?
もう一度、弊社の事業内容を勉強しよう!
取り組みを決めてから、何をしようなんて、泥縄的な取り組みスタートでした。“

 

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“弊社の製品であるリレーバッグはどのような特徴を持っているか?

まずは、カラーバリエーションの豊富さにより「分別しやすい」ということが挙げられます。次に様々な作業シーンに対応できるように、例えば袋の底から排出できるなど便利な構造になっています。

もともとこの種のバッグは、使用していないときには畳むことができるので、置き場所に広いスペースを取ることはありません。

またバッグだけではなく、様々なサポート用品も揃えていますので、様々な用途や場面で使用することが可能です。

弊社のリレーバッグは、分別・収集・運搬作業の効率化や活性化を実現するもので、フレコンバッグの進化形と呼ぶにふさわしいものであると自負しています“

 

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“これらの特徴をまとめてみます。まずは分別です。次に収集。梱包して、そのまま運搬して、排出した後も、バッグの寿命が尽きるまで繰り返して再利用することが可能です。”

 

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“このようにして、リサイクル物流をサポートします。

様々な廃棄物はリレーバッグによって、再生資源へと生まれ変わります。“

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦②

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“私の自己紹介はさておいて、弊社の紹介をさせて頂きます。

弊社は昨年6月14日で、設立20周年を迎えました。

ちなみに、国税庁の調べでは。設立後20年以上存続している会社の比率は、0.3%とのことです。1000社起業しても、そのうち997社は20年未満で消えているということです。さらに、せっかく20年存続した会社が、次の10年を生き残れる可能性は10%とのことです。厳しい数字ですね。

何とか、次の10年と言わず、何十年も存続できる会社を目指したいと思います。

実は、そのためにもSDGsに取り組む必要を感じたわけです。“

 

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主力製品は、フレコンバッグです。

“日頃からおなじみの方も多いと思いますが、初めて見るという方もいらっしゃると思います。

フレキシブル・コンテナバッグが正式名称で、工場や工事現場で発生する端材などを保管・運搬するための袋状のものです。

略してフレコンとかコンテナバッグなどと呼ばれたり、1トン程度の重量物が入れられるので、トン袋などと呼ばれることもあります。

弊社のフレコンバッグはリサイクルに貢献することで、環境保全のバトンを次世代に渡すという願いを込めて「リレーバッグ」という登録商標で販売しています。“

 

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“リレーバッグのラインナップです。

お客様の様々なニーズに応えるために、様々な大きさ、用途、カラーの製品を用意しています。“

 

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“また、フレコンバッグ以外にも、利用者の方が便利に使えるように、様々なサポート用品も揃っています。

特に、昨今のアスベスト規制の強化に対応した、ロングタイプのフレコンバッグは昨年の法律改正もあり、多くのお客様に利用して頂いています。“