新マニュアルは、7章から構成されています。
1.石綿に関する基礎知識
2.関係法令の解説
3.用語の定義
4.建築物等の解体等における飛散防止対策
5.隔離空間全体からの漏えい確認のための石綿濃度の測定等
6.呼吸用保護具、保護衣
7.労働者が石綿等にばく露するおそれがある建築物等における業務における留意事項
それでは、ごくごく簡単に解説していきます。
1.石綿に関する基礎知識
石綿被害が一般化しているので、もう世界中では石綿は生産されていないような気がしていましたが、下の表のようにまだロシア・中国・カザフスタンで生産されていることには、ちょっとビックリです。
もちろん、世界全体の生産量は2005年をピークに減少しています。
我が国の輸入量を表したグラフが下のグラフです。
1974年をピークにして減少していき、2005年にはゼロになっています。
2006年(平成18年)9月から石綿を0.1重量%を超えて含有する製品の輸入、製造、使用が禁止されました。