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大防法・石綿則の改正によりアスベストレベル3含有建材も規制強化!

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦③

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“我が社でも昨年設立20周年を記念して、SDGsに取り組むことになりました。
実は業界紙の記者さんに勧めて頂いたのですが、プレスリリースも発表し、エコプラザさんでも紹介して頂きました。“

 

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“ということで、いざSDGs取り組み!という流れになりましたが、一体、何から始めればよいのだろう?様々な書籍にも目を通しました。
でも、具体的に何をやればいいの?
もう一度、弊社の事業内容を勉強しよう!
取り組みを決めてから、何をしようなんて、泥縄的な取り組みスタートでした。“

 

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“弊社の製品であるリレーバッグはどのような特徴を持っているか?

まずは、カラーバリエーションの豊富さにより「分別しやすい」ということが挙げられます。次に様々な作業シーンに対応できるように、例えば袋の底から排出できるなど便利な構造になっています。

もともとこの種のバッグは、使用していないときには畳むことができるので、置き場所に広いスペースを取ることはありません。

またバッグだけではなく、様々なサポート用品も揃えていますので、様々な用途や場面で使用することが可能です。

弊社のリレーバッグは、分別・収集・運搬作業の効率化や活性化を実現するもので、フレコンバッグの進化形と呼ぶにふさわしいものであると自負しています“

 

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“これらの特徴をまとめてみます。まずは分別です。次に収集。梱包して、そのまま運搬して、排出した後も、バッグの寿命が尽きるまで繰り返して再利用することが可能です。”

 

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“このようにして、リサイクル物流をサポートします。

様々な廃棄物はリレーバッグによって、再生資源へと生まれ変わります。“

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦②

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“私の自己紹介はさておいて、弊社の紹介をさせて頂きます。

弊社は昨年6月14日で、設立20周年を迎えました。

ちなみに、国税庁の調べでは。設立後20年以上存続している会社の比率は、0.3%とのことです。1000社起業しても、そのうち997社は20年未満で消えているということです。さらに、せっかく20年存続した会社が、次の10年を生き残れる可能性は10%とのことです。厳しい数字ですね。

何とか、次の10年と言わず、何十年も存続できる会社を目指したいと思います。

実は、そのためにもSDGsに取り組む必要を感じたわけです。“

 

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主力製品は、フレコンバッグです。

“日頃からおなじみの方も多いと思いますが、初めて見るという方もいらっしゃると思います。

フレキシブル・コンテナバッグが正式名称で、工場や工事現場で発生する端材などを保管・運搬するための袋状のものです。

略してフレコンとかコンテナバッグなどと呼ばれたり、1トン程度の重量物が入れられるので、トン袋などと呼ばれることもあります。

弊社のフレコンバッグはリサイクルに貢献することで、環境保全のバトンを次世代に渡すという願いを込めて「リレーバッグ」という登録商標で販売しています。“

 

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“リレーバッグのラインナップです。

お客様の様々なニーズに応えるために、様々な大きさ、用途、カラーの製品を用意しています。“

 

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“また、フレコンバッグ以外にも、利用者の方が便利に使えるように、様々なサポート用品も揃っています。

特に、昨今のアスベスト規制の強化に対応した、ロングタイプのフレコンバッグは昨年の法律改正もあり、多くのお客様に利用して頂いています。“

SDGs活動~エコプラザで発表することに💦①

おおさかATCグリーンプラザという施設があります。

「大気、水、騒音、廃棄物、エネルギー、地球温暖化問題など、環境に関する諸問題は年々複雑化し、市民・企業や自治体にとって早急に解決すべき課題です。
このように環境問題への対応がますます重要となっている状況の中で設立されたのが、おおさかACTグリーンエコプラザです。最新の環境ビジネスを広く紹介することで、環境ビジネスの活性化をはかり、地球温暖化問題への対応や循環型社会づくりに貢献することを目的としています。」

大阪府におけるSDGs活動の元締めです。

我が社も展示コーナーに分別選袋セパレンジャーなどを展示させて頂いています。

この施設で、「今さら聞けないSDGs無料セミナー」が開催されています。

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基調講演は立山さんというSDGs活動の専門家です。

基調講演の後、一般企業が現在の取組内容に関して30分ほど報告をします。

時節柄Zoomを使ってリモートで報告を行います。

なんと、その4回目で弊社が報告することになりました。

錚々たるメンバーに挟まれて恐縮です。

以下、このブログにおいて、当日の発表内容をご紹介させて頂きます。

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“こんにちは、ただ今から株式会社インターアクションのSDGsへの取り組みに関して説明させていただきます。

今日の説明は、従業員10名足らずの小規模事業所が、なぜSDGsに取り組もうと思い、今現在、どのようにして取り組んでいるのかを簡単に説明させて頂きながら、この場をお借りして、弊社の事業内容の宣伝もさせて頂くものです。

30分ほどお時間を頂いていますので、精一杯説明させて頂きます。

自己紹介が遅れましたが、私は石川と申します。

昨年より営業顧問として入社し、前職がゼネコンでしたので、アスベスト飛散防止サポート室の室長を担当しております。また、SDGsの推進にあたり責任者にもなりました。要するに何でも屋です。

もともとインターアクションと関係を持つようになったのは、キャリアコンサルタントとしての役割を期待されたことでしたが、この辺のお話は、後ほど説明したいと思います。“

SDGsへの取り組み(その⑦)

繰り返しますが、我が社のSDGs活動の取り組みは、以下の通りです。

 

目標11:包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

(ターゲット11-6)

大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を低減する。

 

目標12:つくる責任つかう責任

(ターゲット12-4)

製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

(ターゲット12-5)

廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

 

この2つの目標に対して、「廃棄物の分別」と「アスベスト飛散防止」という2つのキーワードによってSDGs活動を推進していく。

つまり、我が社の製品を幅広く利用してもらえること、簡単に言えば、売上高を飛躍的に上げることがSDGs活動の推進、ひいては環境問題の是正に大きく寄与することになります。

 

この売上高の増加の活動自体も、我が社ではSDGsの取り組みを通じて行いたいと考えました。

つまり、次の目標も同時に達成します。

 

目標8:働きがいも経済成長も

(ターゲット8-5)

若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する。

 

別に今現在、我が社の従業員が「働きがい」がなくて、非人間的な働き方をしているとは思えません。

前回のアンケートにおいても、特に不満を表明しているわけではありません。

それでは従業員全員が共通の目標を目指して、いきいき楽しく働いているだろうか?と言われると、100%「そうだ!」とも言い切れないような気がします。

以前も書きましたが、私は国家資格キャリアコンサルタントの有資格者です。

もともと、専任のキャリアコンサルタントとして、我が社と関わり始めました。

人材の獲得・定着・育成が本来の仕事でしたが、我が社の業務そのものに興味を持ち始め、まずは「アスベスト飛散防止サポート室」の室長に任命して頂き、次はこのように「SDGs推進室」の室長に「抜擢?」されました。

 

話は横道に逸れますが、国家資格キャリアコンサルタント(キャリコン)に関して少々…。

この国家資格が誕生したのが2016年ですから、まだまだ若い資格です。

国家資格者として登録されている人は53,809人(2020年10月現在)です。

厚労省では、これを2024年までに10万人とする計画です。

国は、この10万人の有資格者をどこに配置するつもりでしょうか?

国の計画では以下のようになっています。

教育機関(高校・大学)…12,000人(現状10,000人配置済み)

②一般企業…63,000人(現状8,000人)

ハローワーク等…17,000人(現状15,000人)

地方自治体…8,000人(現状5,000人)

以上計10万人(現状38,000人配備済み)

今後、500人以上の規模の企業では、500人に1人の割合で有資格者の配置が計画されています。

キャリコンの一番の業務は、上記の①、③、④においては、就職を控えている学生や失業中の求職者、転職を考えている転職希望者に対して、適職探しを手伝ったり就職活動に当たっての応募書類の書き方や面接の受け方のレクチャーなどです。

私自身、ハローワーク大阪府の就労支援の施設、職業訓練の講師などの業務を通じて、これまで千人以上の求職者の支援を行ってきましたが、今後、国が最も期待している活躍の場は、②の企業内での業務です。

企業内における活動とは、簡単に言うと、人材の獲得・定着・育成です。

大きな会社では、人事部の採用課とか研修課とかの担当者がやっている業務です。

今後、そのような業務に携わっている担当者が、この資格を取得していくでしょう。

 

キャリコン資格の出発点となったのが、厚労省の2002年の「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書です。

時あたかも小泉純一郎政権下で、構造改革の大号令が発せられ、この時以降派遣や契約社員といった非正規社員が大量に生み出されました。

一方、教育現場においては「ゆとり教育」が本格的にスタートしました。

非正規社員の大量発生、ゆとり教育のスタート、キャリコンの育成。

この三つの出来事が、2002年に同時にスタートしたわけです。

 

横道から、もとの道に戻ります。

キャリアコンサルタントである私は、SDGs活動を通じて我が社の人材を育成しながら売上高の増加を共に目指すことになりました。

つまりSDGs活動を通じて、人が人に育っていきます!

SDGsへの取り組み(その⑥)

SDGsの17の目標に、次のような項目があります。

 

目標8:働きがいも経済成長も

ディーセントワーク(Decent work 働きがいのある人間らしい仕事)を目指そう!

 

もちろん、目標そのものは「強制労働」であるとか「長時間労働」「過労死」といった人としての存在そのものに関わるものでしょうが、我が社では「働きがいのある仕事」を通じて、フレコンバッグの売上増加を目指すべきではないかと考えました。

 

社長にも趣旨をご理解いただいて、この目標8に対しても取り組んでみようということになりました。

そこで、まず調査しなければならないのは、「では、我が社はどうなの?」ということです。我が社の従業員は10人です。少ないです。

少ない会社で、この手のアンケートをすると、ついつい「忖度」してしまいます。

無記名ですから「ホンネで答えて下さい!」としつこくしつこく伝えた結果が以下の通りでした。

 

①仕事の満足度

  • 完全に満足:3                    
  • 満足:1
  • まあ満足:4
  • 不満:2
  • 完全に不満:0

②ぐったりと疲れて帰ることはあるか?

  • いつもそう:2                    
  • よくある:2
  • ときどきある:5
  • あまりない:0
  • まったくない:1

③ストレスを感じることはあるか?

  • いつも感じる:1                    
  • よく感じる:3
  • 時々感じる:4
  • あまり感じない:2
  • まったく感じない:0

 ④社長との人間関係は?

  • 非常に良い:3                    
  • まあ良い:7
  • あまり良くない、●良くない、●悪い:各0

⑤同僚との人間関係は?

  • 非常に良い:3                    
  • まあ良い:7
  • あまり良くない、●良くない、●悪い:各0

⑥私は会社に“誇り”を持っている。

  • そう思う:7                    
  • どちらかといえばそう思う:3
  • あまり思わない、●そうは思わない:各0

 

まあ、少々割り引いても、我が社の職場環境は良さそうです。安心しました。

ただ、その中でも気になる項目は、次の3つです。

  1. 仕事内容に不満を持っている従業員がいる。
  2. ストレスを感じている従業員がいる。
  3. 疲れを貯めていそうな従業員がいる。

 

そこで、我が社のSDGsの進め方は下図のようにすることにし、従業員にも周知をさせました。

後は、どのように取り組んでいくかです。

 

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SDGsへの取り組み(その⑤)

ISSP国際比較という調査があります。

NHK放送文化研究所が加盟している国際比較調査グループISSP(International Social Survey Programme)による調査です。

少し古い調査(2005年)ですが、「職業意識」に関する調査です。

「今の仕事に満足していますか?」という質問に対する回答結果が下表です。

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前回のLinkedin(リンクトイン)の調査が2014年ですから、そこから遡ること9年前、既に我が国では「今の仕事に満足してい」ない人が増えていたわけです。

32ヶ国中、下から5番目です。

まあそれでも73%の人が「まあ満足している」わけですが…。

 

 その反面、仕事でストレスを感じることはありますか? という質問に対しては、38%の人が「あります」と答えています。
上から8番目です。

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ストレスに関しては、10年後の2015年のISSP国際比較では、右のように、男性も女性もストレスを感じる比率は増えています。

いつの間にか、我が国はストレス過多で、仕事に満足を感じない国になっています。

 

さらに、キャリコンの仕事でもう一つ気になることがあります。

退職理由の9割以上が「人間関係」であることです。

ISSP国際比較では以下のようになっています。

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左側が経営者との人間関係です。下にいくほど関係が悪いということです。

右側が同僚との人間関係です。両方とも諸外国に比べて低いです。

 

最後に、「勤務先の会社に“誇り”をもっているか?」という質問です。

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これも低いです。

32ケ国中、下から8番目。韓国より、ひとつ上。

勤務先に“誇り”を持っていません。

 

次のような従業員像が目に浮かびます。

職場の経営者(上司)だけでなく、同僚との人間関係も良くなく、毎日ストレスを感じながら仕事をして、仕事に満足感を感じることなく、会社や職場に“誇り”を感じられない。

 

あくまでも、各国との比較上の結果ですが、私の10年間に亘るキャリコンの仕事でも、同じような職業観を持つ方々ばかりでした。

 

SDGsに取り組むに当たって、単に我が社の製品を「売って、売って、売りまくる」ことだけで良いのでしょうか?

我が社の従業員の思いはどうなんだろうか?

SDGsへの取り組み(その④)

毎日の営業活動がSDGsなのだから、社長以下従業員が一丸となって、我が社の製品を売って売って売りまくれば良いじゃない。

そうすると、世間ではアスベストの飛散が減少し、分別によるリサイクルが推進されるわけです……が、それだけでSDGsに取り組んでいるということになるのでしょうか?

 

私は、元来、キャリアコンサルタント(キャリコン)です。

企業の人材獲得・定着・育成を支援する国家資格者です。

我が社にお世話になった経緯も、キャリコンとして人材面での支援のためでした。

しかし、生来の「でべそ(出たがり。好奇心が極端に旺盛な人)」ですので、そのうち他のことにも興味が湧いてきました。

長くゼネコンにいましたので、アスベストとは切っても切れない縁でした。

アスベストが全面禁止されたのが平成18年でした。今から14年前のことです。

その頃はゼネコンを辞めていましたので、私の在籍中はアスベストがまだ使用されていました。

さすがに吹き付けアスベストは禁止されていましたが、それ以外のアスベスト含有建材は普通に使用されていたと思います。

我が社のロングタイプのフレコンバッグが、解体におけるアスベスト飛散を防止する最適のバッグであることが分かり、「アスベスト飛散防止サポート室長」として、ロングタイプの普及に取り組もうと決意しました。

社長のご厚意で、我が社の業務と並行してキャリコンの仕事も続けさせていただきました。

 

長々と個人的なことを書き連ねたのには理由があります。

とても気になる数字があります。

世界で3億人以上が利用するビジネス系SNS「Linkedin(リンクトイン)」が世界26カ国のユーザーを対象に実施したネットアンケートで、「今の仕事にやりがいを感じているか」と質問しました。

日本のユーザーで「はい。やりがいがあります。」と答えたのは77%。

実施国中最低でした。(2014年調べ)

1位~3位はインド(95%)、マレーシア(94%)、ドイツ(93%)。

下位では23位ロシア(82%)、24位フランス(同)、25位トルコ(80%)で、

80%を切ったのは日本だけでした。

気になったのは、まず最下位であったこと。

この種の経済的なアンケートに関しては、我が国が高度成長期を過ぎてもしばらくは上位に顔を出していたのではないでしょうか?

 

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