政府は、来年10月からの有資格者による事前調査の義務付けのスタートに当たり、有資格者の絶対数を増やすことに躍起となっています。
そりゃそうで、石綿使用建築物の解体工事の件数は、2030年にピークを迎えます。(ここ、試験問題で出題されました。2020年がピークとする誤った選択肢でした)
今の約6万棟が10万棟まで増加しますし、その後も2040年まで年間6万~10万棟の間で推移します。
これらの膨大な棟数の建築物はまず解体前に必ず事前調査をしなければなりません。
今は、石綿作業主任者でもOKですが(行政は、極力調査者による調査をお願いしています)、来年10月から有資格者(調査者等)が調査しなければなりません。
また、一定規模を超えると、自治体と監督署に調査報告を提出しなければなりません。
(電子システムで報告するよう推奨されています)
解体業者の方々には手間(と時間と費用)が増えそうですが、アスベストがそれだけ危険なものであることが、この2回計4日の講習で骨の髄まで理解できました。
何よりも、いったん体内に吸い込んでしまうと、その微細さゆえに痰などとからめて吐き出すことができずに、肺にまで達してしまいます。
さらに肺に刺さると取り出すことができません。つまり不治の病です。
このため年間約1500人の方々が亡くなっています。
潜伏期間は20~40年。気が付いた時は…。キツい障害です。
6/13 A社
大手ハウスメーカー発注の民間アパートの解体。
外壁(サイディング)の収集・運搬でロングタイプを注文(新規)。
インターアクションから届いたカタログを参考に注文した。
特に発注者から指定されたわけではない。
規制が厳しくなっているので、”割る”という選択肢はない。
ふつうのフレコンと比較すると、価格は少々高いが手間を考えるとさほど高いというイメージはない。
二重梱包を指定されているが、手持ちのシートでくるむことにしている。
6/7 B社
スレート板を入れるので割らずに容れられるロングタイプを注文(新規)。
これまでは割って通常のフレコンに入れていたが、作業員から「飛散が心配。原形のまま入れられる袋を見たことがある」と言われたので、WEB検索してインターアクションのホームページにたどり着いた。
検索ワードは「アスベスト+フレコンバッグ」だった。
一重梱包か二重梱包かは分からないので、二重梱包の場合はまた注文する。
(翌日、二重梱包用のPEシートの注文あり)