NETIS(公共工事等における新技術活用システム)へ挑戦!(その1)
「石川さん、ネティスって知ってますか?」と社長からの問いかけ。
何かの略だろうか?
ちょうど、アスベスト用フレコンのロングタイプの話をしていた時のことでした。
今週、とあるトンネルの側壁板の容器にロングタイプが注文されました。
その昔のゼネコン時代、県境をまたぐ大規模なトンネル工事の貫通式の司会進行を担当しました。
最後の発破で明かりが漏れてきた時の感動を忘れられません。
トンネル工事にはアスベストレベル3建材が多量に使用されています。
内装化粧板や遮音板のスレート板、天井板のセメント板などです。
高度成長期にあちこちで建設されたトンネルも、そろそろ補修・リニューアルの時期を迎えています。
笹子トンネルの天井板が落下し、9名の尊い命が奪われたのが8年前のことです。
亡くなった方々はもちろんお気の毒ですが、事故に巻き込まれた方々や事故後の補修工事の作業員の方々もアスベストを吸入しているのではないでしょうか?
「ネティス?いやぁ~知りませんねぇ」生半可に知ったかぶりをすると後で恥をかく。
「公共工事において、推奨される技術を登録するシステムらしいのですが、公共事業でもアスベストを使用していますので、当社のロングタイプが登録できれば…」
「めっちゃメリットありますね!」
「以前、登録を検討してみたのですが、何しろ費用が300万円もかかるということだったので断念しました…」
「さんびゃくまんえん!そりゃ高いですねぇ」
特許申請で弁理士さんに依頼した場合でも30~40万円が相場です。
300万円は少々高過ぎるようです。
すでにこのブログでもご紹介したように、我が社のロングタイプのフレコンバッグは特許を保有しています。
大防法の改正でレベル3も規制対象になりました。
今後、公共・民間ともにスレート板などのアスベストレベル3含有建材の解体が急増してきます。
この際、我が社もネティスなるものに挑戦してみたいと思います。
ということで社長に「私、担当します!」とまた安請け負いをしてしまいました。
NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されている。(New Technology Information System)の頭文字を取り、ネティスと呼称されている。
国土交通省が取り組んでいる「公共工事等における技術活用システム」の中核を担うものとして平成10年度より整備されている。
運営の目的としては、現在公共事業が抱えている様々な問題点を解決すると共に、優れた技術を持つ企業をサポートし、更なる新技術開発を促進する事が挙げられる。
その為に適用区分ごとに分けられた新技術に係る情報を全国の地方整備局や工事事務所で共有し、優れた技術に関しては、各公団や地方自治体が行う公共事業全般に積極的に利用している。平成13年度からはインターネット上で一般に公開されており、法人個人を問わず誰でも自由に閲覧する事が出来る様になっている。
(Wikipedia調べ)
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