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大防法・石綿則の改正によりアスベストレベル3含有建材も規制強化!

『石の肺~僕のアスベスト履歴書』を読みました。

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著者は佐伯一麦氏。昭和34年生まれというから、私より4歳年下です。

「1959年、宮城県仙台市に生まれる。宮城県仙台第一高等学校卒業後に上京し、週刊誌記者や電気工など様々な職業を経験する。1984年、『木を接ぐ』により作家デビューしてからしばらくの間は電気工と作家活動とを両立させる(その間、1980年代末からしばらくは茨城県古河市の配電盤工場に勤務したこともある)。

電気工をしていた20代にアスベストの被害で肋膜炎にかかり、以後、喘息の持病を抱えながら執筆を行なっている。2007年にはアスベストの被害を追ったルポルタージュ『石の肺』を刊行した。」(Wikipedia調べ)

 

裏表紙には次のように書かれています。

“文学を志す青年は妻子を養うため電気工となった。親方の指導の下、一人前の職人へと成長し、文学賞を受賞するー。胸の疼痛、止まらぬ咳、熱、重い疲労感。アスベスト石綿)の先鋭な繊維は青年の肺の奥深くに根を張りはじめていた。それは後にガンを発病させる「静かな時限爆弾」と呼ばれる悪魔の建材であった。黙したまま苦しむ全国の仲間へ、生きる勇気を贈る感動のノンフィクション”

 

目次は以下の通りです。

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その昔、国からアスベストの使用を指導(強制?)されていた時代がありました。

無念の思いの詰まった本でした。

同じ著者の『アスベストス』は、アスベスト被害を小説の形式にしています。

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少しでも、今後のアスベスト被害を防ぐお手伝いができればと思います。

 

明日から、引き続き京都府・市、滋賀県奈良県和歌山県アスベスト規制の状況をお伝えします。