N君にアスベストのことを少し教えることにしました。
誰でもアスベストのことを少しくらいは知っています。
テレビでは、寺尾聡さんが登場する法律事務所のコマーシャルが有名です。
もう少し詳しい人ならば、クボタショックという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
私は大学を卒業後、ゼネコンに入社しました。
1979年(昭和54年)のことでした。
アスベストの使用が全面禁止になったのが、2006年(平成18年)ですから、私がゼネコンに入社した当時、建設現場ではまだアスベストが使用されていました。
もう少し厳密に言えば、昭和50年まで吹付アスベストは使用され、その後アスベスト含有吹付けロックウールが昭和55年頃まで使用されていました。
アスベストは文字通り「奇跡の鉱物」として建設現場で大変重宝されていました。
N君には初耳でしょうが、アスベストにはレベル1、2、3という種別があります。
アスベストは、そこにあること自体が直ちに問題なのでなく、飛び散って吸い込むことが問題になります。
アスベストの繊維は、じん肺、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています(WHO報告)。
この被害は、アスベストを吸ってから長い年月を経て出てきます。
例えば中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間のあと発病することが多いとされていますし、この被害は、現場で作業をしていて直に石綿を吸い込んだ人だけでなく、作業服を洗濯した家族の方の被害も報告されています。
このようなやっかいなモノですから、法律上、様々に規制されています。
N君のアスベストの勉強は、もう少し続きます。
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